NISA実戦レポート

後退続く?!NISA口座の全資産公開と運用成績【2023年12月】

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ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。

私はNISA(少額投資非課税制度)がスタートした2014年からNISA口座での投資を始めていますので、2023年が終わり、NISA口座での投資の10年目が終了したことになります。
私がNISAで投資を始めた頃、16,000円程度だった日経平均株価が2023年12月末で33,000円台半ばとほぼ倍の水準となっていますので、浮き沈みはあるはずですが、かなりもうけやすい10年だったように思います。
今回の記事では、私の2023年12月時点のNISA口座での全資産や運用成績、直近の取引等の履歴などを公開させてもらいますね。

2023年12月時点でのNISA口座の全資産

相変わらずマニアックすぎる資産内容

私の2023年12月末時点のNISA口座における全資産は次のようになっています。

2023年12月末時点のNISA口座の資産内容

我ながら相変わらずマニアックすぎる資産内容ですね。
これをみて「何をやっているのか、さっぱりわからないなぁ」と思われた投資初心者の方、大丈夫ですよ。
やっていることがマニアックすぎて、そう思われるのが正常ですし、たとえ投資経験が豊富な上級者でも「みたことがない個別銘柄ばっかり」と思われる方がほとんどのような気がしますので。
ここではザックリと投資した金融商品が2023年12月時点で次のようになっていることがつかめれば十分です。

  • トータル…402万円
  • 日本株…237万円
  • 投資信託…89万円
  • ETF/ETN…77万円

念のためフォローをしておきますと、私のようにマニアックなことをしなければ投資でもうけることはできないってわけではないと思っていますので、安心してくださいね。
私なりにNISAという非課税制度を最大限活用しようと考えて行動した結果、こんな感じになっちゃったんですよね。

今回の記事では深掘りしませんが、私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事がありますので、大枠についてはそちらで確認してもらえればと思います。

また、「投資信託」はいいとして、「ETF」「ETN」については何それって方も多いかもしれませんので、ちょっと用語解説をしておきますね。
少しややこしいかもしれませんが、次のような感じです。

一覧表の見方についての説明

念のため、一覧表の見方についても説明しておきますね。
水色と白のパートは2023年12月末時点の資産の状態をあらわしていて、緑と黄色のパートが前年末、今回でいうと2022年12月末時点からの変動をあらわしています。
水色と白のパートの最も右側の「時点価額」が2023年12月末時点の時価による金額で、「取得費/当初価額」というのが基本的には金融商品を買付けたときの金額になります(例外あり)。そして、これらの差額が「評価損益」になります。
なお、例外とは、(2023年までの一般)NISAでは「ロールオーバー」といって、非課税期間が終了したときに新しい年の非課税枠を利用することで非課税を継続することが選択可能だったのですが、その際に「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるケースなどのことを指しています。
緑と黄色のパートですが、「株/口数」に注目すると、完全ではないのですが、売買などによって変動していることがわかります。買付けのみ、売却のみならわかりやすいのですが、両方ある場合は差引の数字(ゼロもありうる)になるなど、これだけでは判断できないこともあります。

2023年12月時点のNISA口座での運用成績

2023年12月までの累計の運用成績

NISAがスタートした2014年から2023年12月までのNISA口座での運用成績は次のようになっています。

ザックリというと、金融商品を646万円分買付けて、売却や配当などで467万円ほど回収したところ、実質的な手出しが179万円程度になっています。
そして、2023年12月末時点で保有している金融商品の時価の総額が402万円ですので、だいたい223万円程度もうかっていることになります。

2023年1月から12月までの運用成績

2023年の1月から12月までの運用成績は次のようになっています。

金融商品を買付けたのが80万円なのに対して、回収が45万円ですので、この期間では実質的に35万円ほど投資したことになります。
実質的な投資金額が35万円だったのに対して、2023年12月末時点で保有している金融商品の時価の総額が2022年末時点から82万円増加していて、2023年1月から12月までで47万円ほどもうかっています。

2023年4月に来日した著名投資家のウォーレン・バフェットが5大商社株の買い増しを表明したり、5月に発表された2023年1-3月期のGDPが事前予想を上回ったりしたことなどが好感され、欧州を中心とした外国人投資家の買いが継続したため、日本の株式相場全体は想定外の大幅上昇が続き、NISAでの私の保有株式の一部でも大きく株価を上昇させるものがありました。
なお、日本を代表する株価指数である日経平均株価は、5月に2,000円高、6月に2,300円高したあとは、概ね、33年ぶりの水準である33,500円強から30,500円程度までの高値圏で上下し、2023年12月末では2022年末と比べて約28%ほど高い33,464.17円で終了しています。

2023年10月から12月までのNISA口座での取引等の履歴

2023年10月から12月までの間にNISA口座でどのような取引をしていたのかについて次の表にまとめてみました。

2023年10月から12月までのNISA口座での取引等の一覧表

投資信託の毎月「積立投資」を継続中

まず、2本の投資信託の毎月「積立投資」を継続しています。

JPMワ・CB(正式名称は「JPMワールド・CB・オープン」)は2015年2月から「積立投資」を継続していて、当初は毎月2万円ほど積立てていたのですが、2020年の3月から積立金額を5,000円に減額後、2022年10月に1万円に増額しています。

三井住友DSベトナム(正式名称は「ベトナム株式ファンド」)はベトナム株式を投資対象とする投資信託で、2022年1月から「積立投資」を始めました。
その頃は、基準価額が2020年から2021年にかけて大幅に上昇してきていた時期だったため、積立金額を5,000円と抑え気味にしていたのですが、基準価額がそれなりに下落してきた2022年10月から毎月の積立金額を倍の1万円まで増額しています。

新しく株式銘柄を1銘柄買付け

次に、新しく株式銘柄を1銘柄買付けています。
新しく株式を買付けたのはメディア総研(9242)で、2023年10月24日に買付けました。

メディア総研(9242)は高専生、理工系大学生向け就職活動イベントの企画・運営を主としている会社で、高専生のキャリア支援を目的とした情報ナビサイト「高専プラス」の運営も行っています。
新型コロナウィルス感染症に対する規制緩和後の人材ニーズの高まりから、人材ビジネス全般での業績向上が期待される中でも、日本国内における工場新設や海外からの工場誘致などもあって、とくに高専生、理工系大学生に対する人材ニーズが高まると想定できることから、投資してみることにしました。
なお、新型コロナウィルス感染症に対する規制緩和後の経済活動再開といった特殊な状況が落ち着いたとしても、高専生、理工系大学生に対する人材ニーズは長期的に高まっていくものと考えていますので、長期でも楽しみな株式銘柄だとも思っています。

約1万円の配当金をゲット

この他、2023年11月から12月までの間に配当金を計10,100円ほどゲットしています。
私は配当金等の株主還元にはそれほど期待していなかったのですが、やっぱり色々ともらえるのはうれしいものですね。

東証の市場再編や上場会社に対する「資本コストや株価を意識した経営の実現」に向けた要請などもあって、上場会社全体として株主還元に力を入れる会社が増えたことなどが貢献してくれました。
実際に私の保有株でも、配当金を増やす会社が多くなっていますよ。

NISAでの目標達成への道

最後に、現在の私のNISAでの目標と、その進捗状況について示しておきたいと思います。

現在の私のNISAでの目標は、手数料差引後の累計利益で300万円を突破することです。

2023年は日本の株式相場全体が好調だったこともあって、私のNISA口座のポジションもまずまずの好パフォーマンスとなっており、目標達成までにあと80万円というところとなっています。

(買付けは)2023年までの一般NISAは2014年にスタートしてから10年で一区切りとなりますが、2024年からは大幅に拡充された「新しいNISA」が始まります。
私のNISA口座のポジションについては、2023年は6月まではかなりの好調で、そこから失速してしまった感がありますが、これからも頑張って2024年中にも累計利益300万円を達成したいと考えています。
目標達成まで近づいてきた私を応援してもらえるとうれしいですね!!!

以上、公認会計士KYでした!!
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!