ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。
今回の記事では、私の2024年3月時点のNISA口座での全資産や運用成績、直近の取引等の履歴などを公開させてもらいますね。
2024年からNISA(少額投資非課税制度)が大幅に拡充された「新しいNISA」がスタートしていて、2014年からNISA口座での投資を続けている私も少し投資内容を変更していたりしています。
また、2024年1月から3月までの日本の株式相場全体は非常に好調で、日経平均株価が1989年のバブル時代の最高値を上回り、40,000円を超える史上最高値をつけました。
そのような中で、私のNISA口座での全資産や運用成績はどうなったのでしょうか?
2024年3月時点でのNISA口座の全資産
相変わらずマニアックすぎる資産内容
私の2024年3月末時点のNISA口座における全資産は次のようになっています。
我ながら相変わらずマニアックすぎる資産内容ですね。
これをみて「何をやっているのか、さっぱりわからないなぁ」と思われた投資初心者の方、大丈夫ですよ。
やっていることがマニアックすぎて、そう思われるのが正常ですし、たとえ投資経験が豊富な上級者でも「みたことがない個別銘柄ばっかり」と思われる方がほとんどのような気がしますので。
ここではザックリと投資した金融商品が2024年3月時点で次のようになっていることがつかめれば十分です。
- トータル…441万円
- 日本株…292万円
- 投資信託…92万円
- ETF/ETN…57万円
念のためフォローをしておきますと、私のようにマニアックなことをしなければ投資でもうけることはできないってわけではないと思っていますので、安心してくださいね。
私なりにNISAという非課税制度を最大限活用しようと考えて行動した結果、こんな感じになっちゃったんですよね。
今回の記事では深掘りしませんが、2014年から2023年にかけての10年間における私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事がありますので、大枠についてはそちらで確認してもらえればと思います。
なお、まだ3か月なのですが、2024年からは、次の記事のように「新しいNISA」を活用する計画としていて、今のところ、その計画のとおりに行動していますね。
また、「投資信託」はいいとして、「ETF」「ETN」については何それって方も多いかもしれませんので、ちょっと用語解説をしておきますね。
少しややこしいかもしれませんが、次のような感じです。
- 「投資信託」:投資家から集めた資金(=投資家が購入した資金)で運用会社が運用してその成果を還元する金融商品。
- 「ETF」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる投資信託。
- 「ETN」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる債券で、発行する金融機関がその信用力をもとに価格が特定の指標に連動することを保証するもの。
一覧表の見方についての説明
念のため、一覧表の見方についても説明しておきますね。
水色と白のパートは2024年3月末時点の資産の状態をあらわしていて、緑と黄色のパートが前年末、今回でいうと2023年12月末時点からの変動をあらわしています。
水色と白のパートの最も右側の「時点価額」が2024年3月末時点の時価による金額で、「取得費/当初価額」というのが基本的には金融商品を買付けたときの金額になります(例外あり)。そして、これらの差額が「評価損益」になります。
なお、例外とは、(2023年までの一般)NISAでは「ロールオーバー」といって、非課税期間が終了したときに新しい年の非課税枠を利用することで非課税を継続することが選択可能だったのですが、その際に「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるケースなどのことを指しています。
緑と黄色のパートですが、「株/口数」に注目すると、完全ではないのですが、売買などによって変動していることがわかります。買付けのみ、売却のみならわかりやすいのですが、両方ある場合は差引の数字(ゼロもありうる)になるなど、これだけでは判断できないこともあります。
2024年3月時点のNISA口座での運用成績
2024年3月までの累計の運用成績
NISAがスタートした2014年から2024年3月までのNISA口座での運用成績は次のようになっています。
- 総投資額 6,869,477 円
- 総回収額(手数料差引後) 5,121,712 円
- 純投資額 1,747,765 円
- ポジション時価総額 4,408,135 円
- 累計利益(手数料差引後) 2,660,370 円
ザックリというと、金融商品を687万円分買付けて、売却や配当などで512万円ほど回収したところ、実質的な手出しが174万円程度になっています。
そして、2024年3月末時点で保有している金融商品の時価の総額が441万円ですので、だいたい266万円程度もうかっていることになります。
2024年1月から3月までの運用成績
2024年の1月から3月までの運用成績は次のようになっています。
- 総投資額 406,200 円
- 総回収額(手数料差引後) 447,717 円
- 純投資額 ▲41,517 円
- ポジション時価総額 385,257 円
- 累計利益(手数料差引後) 426,774 円
金融商品を買付けたのが41万円なのに対して、回収が45万円ですので、この期間では投資した金額よりも回収した金額の方が4万円ほど多かったことになります。
回収した金額が多かったのに2024年3月末時点で保有している金融商品の時価の総額が2023年末時点から39万円増加していて、2024年1月から3月までで43万円ほどもうかっています。
2024年1月から3月までの日本の株式相場全体は非常に好調で、日経平均株価が1989年のバブル時代の最高値を上回り、40,000円を超える史上最高値をつけました。
そのような中、私のNISA口座における全資産も、日本株式中心に値上がりしています。
2024年1月から3月までのNISA口座での取引等の履歴
2024年1月から3月までの間にNISA口座でどのような取引をしていたのかについて次の表にまとめてみました。
NISA口座から特定口座への移管
まず、投資信託のJPMワ・CB(正式名称は「JPMワールド・CB・オープン」)、ETFの野村インド株(1678)について、NISA口座で買付けた金融商品の非課税期間終了に伴い「特定口座」へ移管されており、(「税務上の買付金額」が時価に置き換わるとともに)評価損益が確定しています。
- 「特定口座」:上場株式等の譲渡益課税等について、個人投資家の申告・納税手続を簡素化するための口座制度。あらかじめ証券会社へ特定口座の申込をすることにより、上場株式等の譲渡益課税等について、証券会社が損益の計算を行い「特定口座年間取引報告書」を交付してくれるようになり、さらに「源泉徴収あり」を選択することにより、証券会社が納税まで行い税務申告を不要とすることもできます。
つみたて投資枠で資産分散の効果を検証するための実証実験
次に、2024年から「新しいNISA」のつみたて投資枠で2本の投資信託の毎月「積立投資」を始めました。
- 「積立投資」:「累積投資」や「ドル・コスト平均法」とも。同一の金融商品を一定期間ごとに一定額購入し続ける投資方法のこと。購入金額を固定することによって、金融商品の単価が安いときは多くの数量を購入するのに対して、高いときには少ない数量しか購入しないため、結果として平均購入単価が下がることが多くなる効果が見込めるとされる手法。
これは、私が2024年から「新しいNISA」を次のように活用していこうと計画していたものを実行に移したものです。
- 成長投資枠でトータル1,200万円まで日本株を買付け
- つみたて投資枠で資産分散の効果を検証するための実証実験
楽天RVバラ均等(正式名称は「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」)、SBI雪だるま世界(正式名称は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」)が、新しく「積立投資」をする投資信託になるのですが、詳細についてまとめた記事がありますので、興味のある方はこちらをチェックしてみてくださいね。
なお、「新しいNISA」のつみたて投資枠で2本の投資信託の毎月「積立投資」を始めるのと同時に、2023年12月まで継続していたJPMワ・CBと三井住友DSベトナム(正式名称は「ベトナム株式ファンド」)の毎月「積立投資」を停止しています。
新しく株式銘柄を1銘柄買付け
また、2024年3月19日に日本株式でウォンテッドリー(3991)という株式銘柄を新しく買付けました。
ウォンテッドリー(3991)は、ビジネスSNS「ウォンテッドリー」を運営している会社です。
ビジネスSNS「ウォンテッドリー」は、システムエンジニアをはじめ、IT関連のビジネスにかかわる人材を中心としたユーザーに利用されているSNSである一方、そのような人材を採用したい会社に採用ツールとして利用してもらうことで収益を獲得しています。
現在、システムエンジニア等のIT人材が不足していて、その不足感がこれからさらに強まっていくと予想されている中、このようなシステムエンジニア等のIT関連のビジネスにかかわる人材の採用に役立つサービスを提供している会社に、中長期的な成長の可能性を感じたため、投資してみることにしました。
ただ、最近の業績や業績予想で短期的には成長が鈍化、横這いになってきているところがあり、そこについては少し心配していたりはします。
配当金や株主優待などの株主還元をゲット
この他、3月に配当金で22,800円を、株主優待で8,000円相当をゲットしています。
私は配当金等の株主還元にはそれほど期待していなかったのですが、やっぱり色々ともらえるとうれしいものですね。
様々な株式を買い進めた結果、いつの間にか12月決算の会社が増えていたことと、東証の市場再編や上場会社に対する「資本コストや株価を意識した経営の実現」に向けた要請などもあって、上場会社全体として株主還元に力を入れる会社が増えたことなどが貢献してくれたのだと思います。
実際に私の保有株でも、配当金を増やす会社が多くなっていますよ。
NISAでの目標達成への道
最後に、現在の私のNISAでの目標と、その進捗状況について示しておきたいと思います。
現在の私のNISAでの目標は、手数料差引後の累計利益で300万円を突破することです。
2023年、2024年と、日本の株式相場全体が好調だったこともあって、私のNISA口座のポジションもまずまずの好パフォーマンスとなっており、目標達成までにあと34万円というところとなっています。
(買付けは)2023年までの一般NISAは2014年にスタートしてから10年で一区切りとなりましたが、2024年には大幅に拡充された「新しいNISA」が始まっています。
私のNISA口座のポジションについては、2023年半ばから失速した時期がありましたが、2024年に入って再浮上してきたところですので、2024年中にも累計利益300万円を達成したいと考えています。
目標達成まで近づいてきた私を応援してもらえるとうれしいですね!!!
以上、公認会計士KYでした!!
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!