NISA実戦レポート

2022年~【NISA口座の金融機関変更】私が松井証券にした理由

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ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。

NISA口座の金融機関を変更できるってご存知ですか?
私は2022年から松井証券に変更しています。
今回は、どうしてNISA口座の金融機関を松井証券に変更したのか、その理由を紹介していこうと思います。
また、変更してよかった点や気になった点などについてもふれ、松井証券がどんな方がにオススメなのか考えてみます。

NISA口座を松井証券に変更した理由

実は私、NISA口座の金融機関変更は2回目です。
松井証券の前は、野村證券(対面式の証券会社で日本で最大手)でNISA口座を利用していました。
2021年10月に金融機関変更の手続をして、2022年1月から松井証券でNISA口座での取引ができるようになりました。

投資信託の購入時手数料って高すぎませんかね?

で、野村證券のNISA口座で、とある「投資信託」を購入して保有を続けていたのですが、投資信託の基準価額が上がったり下がったりで、順調にもうからない時期がありました。
もうかっていたり、もうかっていなかったりを行き来している状態のときに思っていたのは「購入時手数料さえかかっていなければ、もうかっているのに!」ってことでした。
投資信託によってそれぞれ違いはあるのですが、その投資信託は購入時に発生する購入時手数料が税抜きで3%とられていたので、投資信託の基準価額が買ったときから3%を超えて上昇してくれないともうかりません。
銀行預金の金利を考えると、とんでもなく高いコストのように思いませんか?
ただ、すべてがすべてじゃないにしろ、この購入時手数料の税抜き3%というのは、金融機関で投資信託を購入するときに多くみられる手数料水準だったりします。

これに対して松井証券は、投資信託の購入時手数料が無料になっています。
松井証券はいわゆるネット証券で、リアルの店舗を展開しておらず、株式等の手数料についても格安になっているのですが、投資信託の購入時手数料についても無料となっています。

決め手は投資信託の「毎月現金還元サービス」

なお、他のネット証券でも、同様に投資信託の購入時購入手数料を無料としている証券会社もあります。
そんな中で松井証券を選んだのは、あるテレビCMが目に入ったからでした。
なんと投資信託を松井証券で保有しているだけで、毎月現金がキャッシュバックされるというのですっ!!!

どういう仕組みかを説明する前に、投資信託のコストについて補足させてもらいますね。
投資信託には購入・保有・解約時において、主に次のコストがかかります。

購入時手数料

投資信託を購入するときにかかる手数料です。
投資信託によっては、そもそも購入時手数料がかからないものもあります。
また、同じ投資信託でも、購入する金融機関によって手数料がかかるところとかからないところがあるので注意が必要ですね。
松井証券では、この投資信託の購入時手数料が無料になっているのです。

信託報酬

投資信託の保有にかかるコストになります。
投資信託を保有している間、保有額に応じて、所定の料率をかけた金額が運用資金から徴収されています。
新聞などでも確認できる投資信託の基準価額は、この信託報酬が差し引かれたあとの数字だったりします。
イメージとしてわかりやすいのは「運用に対する報酬」かと思いますが、運用会社だけではなく、販売会社(証券会社等の金融機関)や受託会社(投資信託の事務を管理している信託銀行等)にも支払われています。

信託財産留保額

一般的には、投資信託の解約時に徴収され、解約代金に所定の料率をかけた金額を負担することになります。
ただ、すべての投資信託でかかるわけではなく、めったにないというほどではないですが、ときどきこのコストがとられる投資信託もあるといったくらいです。

「毎月現金還元サービス」の内容

で、投資信託の「毎月現金還元サービス」は何かというと、信託報酬が高い投資信託について、松井証券が受け取っていた信託報酬の一部を投資家に還元しようというサービスです。
具体的には、松井証券が受け取る信託報酬が年率で税抜き0.3%を超える投資信託については、税抜き0.3%を超えた分を毎月還元してくれます。
先ほどのとある「投資信託」が見事にこのサービスの対象でしたので、「よし、やってみよう!」と思ったのでした。

なお、このサービスは、ポイントで受け取るか、現金で受け取るかが選択(ポイントの場合は現金の場合の1割増し)できるように「毎月ポイント・現金還元サービス」に拡充され、その後、2023年11月からは「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」に大幅リニューアルされています。
2023年11月からの大幅リニューアルに伴い、「毎月のエントリーが必要」になったり、「現金での受け取ることができなくなり、ポイントでの受け取りのみ」となってしまったのですが、リニューアル前には対象外だった信託報酬が低い投資信託まで含めた(ただし、MMF等は除く)すべての銘柄で業界最高の還元率のポイント付与とすることを明言しています。

ちなみに、松井証券の「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」の還元率は、松井証券のホームページで銘柄名から検索することができます。
次のバナー広告から飛んでもらって少し下にスクロールして「対象の投資信託はこちら」をクリックすることで該当ページにたどり着きますよ。

松井証券に変更してよかった点

これまででも十分すぎるくらいですが、NISA口座の金融機関を松井証券に変更してよかった点の中から、とくによかったと思っている点をピックアップしてみます。

  • NISA口座での株式取引手数料も無料!
  • 移管手数料負担サービス
  • わかりやすいQ&A

NISA口座での株式取引手数料も無料!

松井証券では、現行制度が続くかぎり、NISA口座における株式の買付時と売却時の手数料(インターネット経由のみ)が恒久的に無料になっています。
私はNISA口座で日本株の売買の方がメインですので、これはうれしいですね。
2022年に入ってからも、新しい株式銘柄を買付けたのですが、手数料がかからないだけあって、すぐに評価益になってくれましたよ♪

移管手数料負担サービス

また、松井証券では、株式や投資信託を他の金機関から松井証券に移管するために支払った移管手数料を全額負担してくれています。
他の金融機関で投資信託を保有していて「毎月ポイント・現金還元サービス」を受けたいと思う方にっとては、かなり大事ですよね。
私の場合、野村證券から移管する際に投資信託については移管手数料はなかったのですが、株式についてはかかってしまいましたので利用させてもらいました。
このサービスを利用するには、移管の翌月末までに必要書類を提出しなければなりませんので注意してくださいね。

わかりやすいQ&A

他に、口座開設や、株式等を野村證券から移管する際に思ったのですが、松井証券はホームページのQ&Aが非常にわかりやすくて助かりました。
少し込み入った細かい疑問点についてもコールセンターで確認して解決できましたし、ちょっとは待たされましたけど、常識の範囲内でしたので満足度は高かったです。

松井証券のちょっと気になる点

逆に松井証券で取引を始めるにあたり、私が気になった点や、他の方が知っておいた方がいいと思う点はこんな感じです。

  • ネット取引ってセキュリティは大丈夫かな?
  • クレジットカード積立のポイント付与は未対応

ネット取引ってセキュリティは大丈夫かな?

私がネットで証券取引をするにあたって一番気になっていたのはセキュリティ面でした。
入金したお金が不正に引き出されたりしたら最悪ですからね。

松井証券ではログイン時に「電話番号認証」が必要なように設定できますので、私はそれを利用しています。
松井証券に登録した電話番号から所定の認証用電話番号に電話をかけて3分以内でないと、そもそもログインできないという仕組みです。
私はIT面の知識は素人ですが、初めてみるセキュリティの仕組みですし、なかなか強力な対策のように感じています。
電話をかけなければいけないのはちょっと面倒ですけど、ここは安全性重視ってことで。
この他、不正ログインにすぐに気づけるように「ログイン通知メール機能」も設定してセキュリティを高めています。

クレジットカード積立のポイント付与は未対応

2023年10月現在で、SBI証券やマネックス証券といったネット証券の一部では、投資信託を各証券会社指定のクレジットカードで積立てると、月5万円を上限にポイントを付与してくれるというサービスをやっていますが、松井証券ではやっていません。
なお、SBI証券では三井住友カードでカードのランクによって0.5~5.0%の付与、マネックス証券ではマネックスカードで1.1%の付与とそれなりに大きいです。

松井証券をオススメしたい方

以上が、私がNISA口座を松井証券に変更した理由と、よかった点や気をつけた方がいいと思う点ですが、それらを踏まえて松井証券で取引した方がいいと思うのは次のような方です。

  • 「アクティブ運用」の投資信託の購入を考えている方
  • すでに「アクティブ運用」の投資信託を保有されている方

「アクティブ運用」の投資信託の購入を考えている方

「アクティブ運用」など信託報酬が高めの投資信託の購入を考えている場合は、松井証券で購入した方がいいケースが多いように思われます。
ただ、具体的な投資信託が決まった段階で、念のため、SBI証券など他の証券会社と比較しておいた方がいいでしょう。

クレジットカード積立ではない通常の購入なら、投資信託の毎月の平均保有残高に対する各証券会社のポイント付与率と松井証券の「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」のポイント付与率を比較するだけでいいですね。
クレジットカード積立をお考えの場合は、(他の証券会社の)クレジットカード積立のポイント付与と投資信託の毎月の平均保有残高に応じたポイント付与を合算して、松井証券の「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」でのポイント付与と比較する必要があります。

次の記事で、投資信託のポイント付与について、松井証券、SBI証券、マネックス証券で実際の投資信託を「積立投資」した場合のシミュレーションをしてみましたので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。

すでに「アクティブ運用」の投資信託を保有されている方

こちらの場合も、投資信託の毎月の平均保有残高に対する各証券会社のポイント付与率と松井証券の「最大1%貯まる投信残高ポイントサービス」のポイント付与率を比較するだけでオッケーですね。
すでに他の金融機関などで「アクティブ運用」の投資信託を保有されていて、その金額が大きい方はキャッシュバック等も大きくなってくると思いますので、是非検討してみてください。
松井証券では移管手数料負担サービスをやっていますので、そちらの活用もお忘れなく!

松井証券の口座開設はポイントサイト「モッピー」経由がお得

もし、この記事を読んで松井証券で口座開設したいと思われた方は、「モッピー」というポイントサイトを経由して口座開設手続した方がお得です。

ポイントサイトとは?

ポイントサイトとは、会員がポイントサイト内の広告を利用することにより、広告を出稿した事業者からポイントサイトに広告費が支払われ、その広告費の一部がポイントサイトから会員にポイントとして付与される仕組みの広告情報サービスのことです。

今回のケースでいうと、ポイントサイト「モッピー」に松井証券が出稿した口座開設の広告サービスを利用することによって、利用する方にポイントが付与されることになります。

ポイントサイトのリスク

そんなちょっとお得なポイントサイトですが、何のリスクもないのかというと、そうでもなさそうなんですよね。

私が気になっているのは、個人情報等の情報流出のおそれです。
ポイントサイトを利用しない場合と比べると、情報流出の可能性はたとえわずかでも高まるはずですからね。

ポイントサイト「モッピー」への登録情報

ポイントサイト「モッピー」への登録する個人情報等がどんなものかというと次のようなものになります。

「メールアドレス」や「電話番号」、「生年月日」などは流出してしまっては困る情報ですよね。

ポイントサイト「モッピー」の運営会社

ただ、ポイントサイト「モッピー」の運営する会社はセレス(3696)という上場会社です。
上場会社は、情報管理体制を含む会社の管理体制について、証券会社や監査法人、証券取引所による厳しい審査等をクリアした会社になります。
だからといって、情報流出のリスクがないということにはなりませんが、運営会社が上場会社であることを含めた次の状況から、私は「モッピー」というポイントサイトを利用しています。

なお、ポイントサイトを利用するにあたり、他のポイントサイトも複数調査してみたのですが、その中から「モッピー」を選択した最大の理由が情報管理体制の面で安心感があったからでした。

ポイントサイト「モッピー」の「お友達紹介制度」

また、ポイントサイト「モッピー」には「お友達紹介制度」というものがあって、2023年9月2日現在で、お友達紹介用のURLから新しく会員登録(無料)等した方は、次のような条件をクリアすることによって、ボーナスポイント2,000Pを付与されることになっています。

ポイントサイト「モッピー」の「松井証券口座開設」広告の利用

ポイントサイト「モッピー」の「松井証券口座開設」広告の利用は次のようなものになります。

2023年9月2日現在のポイント獲得条件は以下のようになっていますが、獲得対象外となるケースもあるみたいですので、その他の注意事項等もしっかりと確認しておきましょう。

なお、「松井証券口座開設」広告には次のような注意事項があります(2023年9月2日現在)。

獲得ポイントは2023年9月2日現在で1,500ポイントとなっていますが、普通に松井証券の公式サイト経由で口座開設した場合は、1ポイント=1円相当のポイントは付与されませんので、やっぱりちょっとお得ですよね。

もし、個人情報等の情報流出がこわいなどの理由で「モッピー」を利用しないという方は、次のバナー広告からも口座開設できますよ。

以上、公認会計士KYでした!!
今回も長文になってしまいましたね。大変お疲れ様でした。
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!