株放置2倍4倍法

[参考]株主総会に行ってみた!ビーグリー(3981)【2022年3月】

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ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。

半年以上前の2022年3月に株式を保有しているビーグリー(3981)の株主総会に行ってきましたので、今回はそのときの様子などをレポートしていきたいと思います。

私の著書「元証券ディーラーが株を長期放置で2倍4倍にする方法」(ぱる出版)でも少しだけ紹介したのですが、新型コロナウィルス感染症が蔓延する前、私は時間があるときに株式を保有している会社の株主総会に出席するようにしていました。
思わぬ情報が収集できたりして、かなり勉強になりますので、機会があるのならば、是非、足を運んでみるといいと思いますよ。

株主総会の会場に到着する前のサプライズ

ビーグリー(3981)はスマートフォン向け電子コミック配信サービス「まんが王国」を運営している会社で、2018年1月に買付けて以降、株主総会に行ったのは初めてでした。

株主総会の会場は元赤坂の明治記念館というところだったのですが、地下鉄の青山一丁目駅から外苑通りを北上している途中に、なっなんと…
あの菅前総理とすれ違ったんですよ!!!
お互いの目もバッチリあいました。
もちろん、もともとの知り合いとかいうわけではありませんでしたので、すぐに目線を外されちゃいましたけどね。

株主総会の会場の様子

そして、少し余裕をもって会場に到着。
受付で事前に自宅に送られてきていた「議決権行使書用紙」を、番号が付された「ご出席票」と交換して入場しました。

新型コロナウィルス感染症の第6波はかなり落ち着いてきていた時期でしたが、まだ心配されていた時期でもあったようで、会場はかなり小規模で、株主用の席としては机と椅子がセットになった席が10席、椅子だけの席が14席しかありませんでした。
新型コロナウィルス感染症への対策もあって、席の間隔を広くとっていた面もあったのでしょうね。
株主総会が始まる頃には、用意されていた席はほとんど埋まっているような状況でした。

会場前方の舞台についてですが、株主からみて手前側向かって左に取締役の机と椅子が前後2列に配置され、その続きで1列目の机に隣接して中央に演台(その演台で、議長である社長が議事進行します)、右に資料等を映すスクリーン、その後ろに事務局用の机と椅子が配置されていました。

株主総会の流れ

株主総会は次のような流れで進んでいきました。

ちなみに、③の「定足数」とは、合議制の機関が、会議を開き、議決を行うために、必要となる最小限の出席者数や議決権数等の数のことです。
株主総会の場合、会社法上は、株主の議決権の過半数ですが、株式会社が定款で別段の定めをおくこともできます。

また、⑤事業報告等では、スクリーンにナレーション付きの映像を流して終了という感じで、私の経験上、こういったスタイルの会社が多い印象です。

⑥の決議事項は、今回の株主総会では、次のようになっていました。

決議事項の採決は、議長である社長が採決を会場に呼びかけ→拍手→議長「賛成多数をもちまして…」というやり取りが続きます。
実務的には、機関投資家や安定株主(会社の業績や株価などに左右されず、長期に渡り株式を保有する株主のことで、一般的な例としては経営者やその家族、その他の役員、従業員持株会など)から事前に賛成票を集計済みで、株主総会当日の出席株主の票は、分母にのみカウントし、賛成票の分子にはカウントしないことが通例のようです。
ビーグリー(3981)がそうだとは限りませんが、株主総会当日の出席株主の票について、賛否をカウントしていませんでしたので、ビーグリー(3981)も多分そうなのだろうなと思いました。

株主総会終了後のちょっとした時間に新任の取締役による挨拶もありましたが、それを含めてもだいたい50分程度で株主総会は終了しました。

株主による質問

株主総会における株主による質問は、個人的には株主総会の醍醐味のひとつだと思っています。
自分とは違う視点からの質問によって会社に対する新しい情報が手に入ったりすることもありますし、ただ単にちょっと笑ってしまうようなユニークな質問もでたりすることもあって、なかなか興味深いです。

今回の株主総会では、次のような質問がなされました。

質疑応答の流れは、株主が挙手し、議長である社長が質問する株主を特定、特定された株主が質問用に設置されたマイクのところまで移動して質問し、議長が回答するといったものでした。

おそらく今回は、たまたま議長である社長がすべての質問に回答しただけかと思われますが、実は⑥の質問は新任の取締役に対するものだったものの、株主総会の決議前までは取締役ではないということもあって、社長が「日本テレビホールディングス(9404)からは独立した経営を尊重してもらっている」旨の回答をしていました。

株主向けの事業戦略説明会

今回のビーグリー(3981)の株主総会は大体こんな感じでしたが、株主総会の後に株主向けの事業戦略説明会も予定されていました。

私は、10分の休憩をはさんでから、その事業戦略説明会にも参加しています。

事業戦略説明会の内容は、事業概要、成長戦略、今期の戦略について30分と、さらに株主からの質疑応答に30分弱とかなり充実したものでした。
とくに、成長戦略の中で説明があった、海外向けの電子コミック配信サービスとして2022年に北米でテストを実施する予定という計画に、かなり期待をもった感じですね。

以上、公認会計士KYでした!!
株主総会と事業戦略説明会の後も、ビーグリー(3981)の株価は低迷を続けてしまっていますが、ちょっと楽しみな話もありますので、頑張って保有を継続していきたいと思っています。
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!