ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。
私はNISA(少額投資非課税制度)がスタートした2014年からNISA口座での投資を始めていますので、2021年で8年目が終わったことになります。
今回は、そんな私のNISA口座の全資産を公開させてもらいます!!
NISAは国民の長期・分散投資を後押しする非課税制度ですが、実際にNISA口座で長期投資をした結果がどうなっているのか、気になりませんか?
ただ、私がNISAで取り組んできた投資はかなりマニアックなものになりますので、個別銘柄等の細かい資産内容にこだわりすぎずに、まずは全体的なイメージをつかんでもらえればと思います。
2021年12月時点でのNISA口座の全資産
資産内容、マニアックすぎーっ!!
それでは早速、公開します!
次が私の2021年12月末時点のNISA口座における全資産になります。
「なんじゃぁっ!何やってんのか、サッパリわかんねー?!」
と思ったそこのアナタ…
……正解です!!!
実際に投資を始めて半年くらい経ったリアルの友人にみせたところ、そのような反応でした。
たとえ投資経験が豊富な上級者でも、「みたことがない個別銘柄しかない」と思われる方がほとんどのような気がします。
ここではザックリと投資した金融商品が2021年12月時点で次のようになっていることがつかめれば十分です。
- トータル…345万円
- 日本株…159万円
- 投資信託…108万円
- ETF/ETN…78万円
念のためフォローをしておきますと、私のようにマニアックなことをしなければ投資でもうけることはできないってわけではないと思っていますので、ご安心を。
私なりにNISAという非課税制度を最大限活用しようと考えて行動した結果、こんな感じになっちゃったんですよね。
今回の記事では深掘りしませんが、私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事がありますので、大枠についてはそちらで確認することができます。
また、「投資信託」はいいとして、「ETF」「ETN」については何それって方も多いかもしれませんので、ちょっと用語解説をしておきますね。
少しややこしいかもしれませんが、次のような感じです。
- 「投資信託」:投資家から集めた資金(=投資家が購入した資金)で運用会社が運用してその成果を還元する金融商品。
- 「ETF」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる投資信託。
- 「ETN」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる債券で、発行する金融機関がその信用力をもとに価格が特定の指標に連動することを保証するもの。
一覧表の見方についての説明
資産内容が衝撃的すぎたせいか…先走ってしまい、一覧表の見方がまだでしたので説明させてもらいますね。
水色と白のパートは2021年12月末時点の資産の状態をあらわしていて、緑と黄色のパートが前年末、今回でいうと2020年12月末時点からの変動をあらわしています。
水色と白のパートの最も右側の「時点価額」が2021年12月末時点の時価による金額で、「取得費/当初価額」というのが基本的には金融商品を買付けたときの金額になります(例外あり)。そして、これらの差額が「評価損益」になります。
なお、例外とは、NISAでは「ロールオーバー」といって、非課税期間が終了するときに新しい年の非課税枠を利用することで非課税を継続することが選択可能なのですが、その際に「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるケースなどのことです。
緑と黄色のパートですが、「株/口数」に注目すると、完全ではないのですが、売買などによって変動していることがわかります。買付けのみ、売却のみならわかりやすいのですが、両方ある場合は差引の数字(ゼロもありうる)になるなど、これだけでは判断できないこともあります。
2021年12月までのNISA口座での運用成績
運用成績の概要
2021年12月までの8年間のNISA口座での運用成績は次のようになっています。
- 総投資額 4,948,077 円
- 総回収額(手数料差引後) 3,514,193 円
- 純投資額 1,433,884 円
- ポジション時価総額 3,454,663 円
- 累計利益(手数料差引後) 2,020,779 円
ザックリというと、金融商品を495万円分買付けて、売却や配当などで351万円ほど回収したところ、実質的な手出しが143万円程度になっています。
そして、2021年12月末時点で保有している金融商品の時価の総額が345万円ですので、だいたい202万円程度もうかっていることになります。
利益の内訳
続いて、「累計利益(手数料差引後)」の内訳はこのような感じです。
- 受取配当金累計 88,740 円
- 受取分配金累計 395,975 円
- 受取優待券等累計 34,000 円
- 売却損益累計 1,084,930 円
- NISA確定評価損益累計 226,736 円
- その他の損益累計 5,500 円
- 評価損益 216,216 円
- 利益小計 2,052,097 円
- 手数料等 31,318 円
- 累計利益(手数料差引後) 2,020,779 円
売却損益で108万円を獲得しているのに対して、配当金を9万円しかもらっていないことに何だか主張を感じてしまいますね。
このあたりについては、そういう狙いでやっていますので、先ほどの「私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事」をチェックしてもらえればと思います。
ちなみに、配当金は株式を保有しているともらえるお金で、分配金は投資信託やETFを保有しているともらえるお金ですよ。
ちょっと見逃せないのは「手数料等」を3万円超も支払っていることですね。
これはつい最近までネット証券ではなく、大手の対面式の証券会社を利用していたためです。
さらに、ここの「手数料等」というのは株式等の売却手数料のみだったりしますので、株式等と投資信託の購入時の手数料(これらは資産の一覧表の「取得費/当初価額」に含まれています)まであわせると10万円は確実に超えているでしょう。
恥ずかしながら数年前までは大きくもうけるのだから手数料が少々かかってもいいだろうと思っていたんです…
…でも、やっぱりもったいないですよね。
そのため最近、NISA口座の金融機関変更をしたんですよ。
新しい証券会社は松井証券という会社で、投資信託の購入時手数料やNISA口座での株式取引手数料などが無料になっています。
まあ、私はそこまで後悔しているといったほどではないですけど、最初から松井証券にしておけばよかったですね。
私がNISA口座の金融機関変更で松井証券にした理由は次の記事でまとめています。
また、次のバナーから松井証券のNISAの紹介ページに飛ぶことができますので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
この他「NISA確定評価損益累計」が何だコレっていう用語だと思いますが、これはNISAで非課税期間が終了するときに「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わる際の損益を集計している項目です。
「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるのは、「ロールオーバー」の場合だけでなく、NISA口座以外の課税口座に移管される場合でも置き換わることになります。
NISAでの目標
最後に現在の私のNISAでの目標を示しておきます。
ダラララララララ…ジャンッ!!
それは手数料差引後の累計利益で300万円を突破することです。
実はもともとの目標は100万円で、2018年12月にそれを達成して目標を200万円ほど上乗せしています。
そのときはNISAで非課税になった20万円で、リアルの友人たちを温泉旅行に連れていったりしました。
現状は、一時的に目標達成まであと100万円を切るところまでいったあと、一進一退を繰り返している感じですが、何とか目標を達成して、さらに高い目標を掲げてやりたいと考えています。
目標達成したら、今度はTwitterで仲良くして頂いてる方やフォローして頂いてる方に何らかの還元をしてみようかしら…
といっても目標に上乗せした200万円の非課税分程度くらいまでですけどね。
みなさんも私を応援してもらえるとうれしいです!!!
以上、公認会計士KYでした!!
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!