ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。
私はNISA(少額投資非課税制度)がスタートした2014年からNISA口座での投資を始めていて、2022年で9年目ということになりました。
この9年目も9月までが終わり、残り3か月です。
今回の記事では、2022年9月時点のNISA口座での全資産や運用成績、直近の取引等の履歴などを公開させてもらいますよ。
2022年9月時点でのNISA口座の全資産
相変わらずマニアックすぎる資産内容
私の2022年9月末時点のNISA口座における全資産は次のようになっています。
我ながら相変わらずマニアックすぎる資産内容ですね。
これをみて「何をやっているのか、さっぱりわからないなぁ」と思われた投資初心者の方、大丈夫ですよ。
やっていることがマニアックすぎて、そう思われるのが正常ですし、たとえ投資経験が豊富な上級者でも「みたことがない個別銘柄しかない」と思われる方がほとんどのような気がしますので。
ここではザックリと投資した金融商品が2022年9月時点で次のようになっていることがつかめれば十分です。
- トータル…296万円
- 日本株…161万円
- 投資信託…71万円
- ETF/ETN…64万円
念のためフォローをしておきますと、私のようにマニアックなことをしなければ投資でもうけることはできないってわけではないと思っていますので、安心してくださいね。
私なりにNISAという非課税制度を最大限活用しようと考えて行動した結果、こんな感じになっちゃったんですよね。
今回の記事では深掘りしませんが、私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事がありますので、大枠についてはそちらで確認することができます。
また、「投資信託」はいいとして、「ETF」「ETN」については何それって方も多いかもしれませんので、ちょっと用語解説をしておきますね。
少しややこしいかもしれませんが、次のような感じです。
- 「投資信託」:投資家から集めた資金(=投資家が購入した資金)で運用会社が運用してその成果を還元する金融商品。
- 「ETF」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる投資信託。
- 「ETN」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる債券で、発行する金融機関がその信用力をもとに価格が特定の指標に連動することを保証するもの。
一覧表の見方についての説明
念のため、一覧表の見方についても説明しておきますね。
水色と白のパートは2022年9月末時点の資産の状態をあらわしていて、緑と黄色のパートが前年末、今回でいうと2021年12月末時点からの変動をあらわしています。
水色と白のパートの最も右側の「時点価額」が2022年9月末時点の時価による金額で、「取得費/当初価額」というのが基本的には金融商品を買付けたときの金額になります(例外あり)。そして、これらの差額が「評価損益」になります。
なお、例外とは、NISAでは「ロールオーバー」といって、非課税期間が終了するときに新しい年の非課税枠を利用することで非課税を継続することが選択可能なのですが、その際に「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるケースなどのことです。
緑と黄色のパートですが、「株/口数」に注目すると、完全ではないのですが、売買などによって変動していることがわかります。買付けのみ、売却のみならわかりやすいのですが、両方ある場合は差引の数字(ゼロもありうる)になるなど、これだけでは判断できないこともあります。
2022年9月時点のNISA口座での運用成績
2022年9月までの累計の運用成績
NISAがスタートした2014年から2022年9月までのNISA口座での運用成績は次のようになっています。
- 総投資額 5,388,477 円
- 総回収額(手数料差引後) 4,209,888 円
- 純投資額 1,178,589 円
- ポジション時価総額 2,960,432 円
- 累計利益(手数料差引後) 1,781,843 円
ザックリというと、金融商品を539万円分買付けて、売却や配当などで421万円ほど回収したところ、実質的な手出しが118万円程度になっています。
そして、2022年9月末時点で保有している金融商品の時価の総額が296万円ですので、だいたい178万円程度もうかっていることになります。
2022年1月から9月までの運用成績
2022年に入ってからはどうかというと、1月から9月までの運用成績は次のようになっています。
- 総投資額 440,400 円
- 総回収額(手数料差引後) 695,695 円
- 純投資額 ▲255,295 円
- ポジション時価総額 ▲494,230 円
- 累計利益(手数料差引後) ▲238,935 円
金融商品を買付けたのが44万円なのに対して、回収が70万円ですので、この期間では投資よりも回収の方が26万円ほど多かったことになります。
ただ、2022年9月末時点で保有している金融商品の時価の総額が2021年末時点から49万円減少していて、2022年1月から9月までで24万円ほど損したことになりました。
2022年2月にロシアによるウクライナへの侵攻が始まり、その後も物価高に対応するためのFRBによる急速な金融政策引き締めが続いたことで、米国を中心に世界的に株式相場全体が低迷してきましたので、損失となってしまったのはある程度は仕方のないことかもしれませんね。
なお、日本を代表する株価指数である日経平均株価は3月9日に2021年末からみて約14%ほど安い24,681.74円まで下落し、9月末では2021年末比約10%安の25,937.21円となっています。
2022年7月から9月までのNISA口座での取引等の履歴
2022年7月から9月までの間にNISA口座でどのような取引をしていたのかについて次の表にまとめてみました。
投資信託の毎月「積立投資」を継続中
まず、2本の投資信託の毎月「積立投資」を継続しています。
- 「積立投資」:「累積投資」や「ドル・コスト平均法」とも。同一の金融商品を一定期間ごとに一定額購入し続ける投資方法のこと。購入金額を固定することによって、金融商品の単価が安いときは多くの数量を購入するのに対して、高いときには少ない数量しか購入しないため、結果として平均購入単価が下がることが多くなる効果が見込めるとされる手法。
JPMワ・CB(正式名称は「JPMワールド・CB・オープン」)は2015年2月から「積立投資」を継続していて、当初は毎月2万円ほど積立てていたのですが、2020年の3月から積立金額を5,000円に減額しています。
三井住友DSベトナム(正式名称は「ベトナム株式ファンド」)はベトナム株式を投資対象とする投資信託で、2022年1月から「積立投資」を始めたところです。
基準価額が2020年から2021年にかけて大幅に上昇してきていたため、積立金額5,000円と抑え気味にしているのですが、基準価額が下落してくれば積立金額を増額しようと考えています。
インドの株価指数に連動する「ETF」を一部売却
次に、インドの株価指数に連動する「ETF」である野村インド株(1678)を一部売却しています。
野村インド株(1678)の一部売却は、世界の株式相場全体の下落に備えてNISA口座全体のポジションを縮小させようと考えていた中で、十分な評価益があり、さらに価格が上昇していたこと、米国の金融政策において急速な利上げが行われていて、新興国からの資金流出も懸念されたことなどから、一部について利益を確定させたものです。
ただ、8月23日に267.2円で売却した後も、価格の上昇は続き、9月には291.6円まで上昇する場面がありました。なかなか難しいものですね。
新しく株式銘柄を1銘柄買付け
この他、新しく株式銘柄を1銘柄買付けています。
新しく株式を買付けたのは、ディ・アイ・システム(4421)というシステム開発の会社です。
現在、システムエンジニア等のIT人材が不足していて、その不足感がこれからさらに強まっていくと予想されている中、こういったシステム開発会社への需要は将来にわたって堅調に推移し、会社の業績も拡大していくだろうと考えています。
とくに、ディ・アイ・システム(4421)に関しては、新卒者に対するIT教育研修サービスも手がけていて、システムエンジニア等への人材育成の面で優位性を持っているのではと期待したこと、9月16日に2022年9月期の業績を上方修正するなど、業績面で安心感があったことから、投資してみることにしました。
NISAでの目標達成への道
最後に、現在の私のNISAでの目標と、その進捗状況について示しておきたいと思います。
現在の私のNISAでの目標は、手数料差引後の累計利益で300万円を突破することです。
しかし、2022年に入ってから9月までの運用成績は約24万円の損失で、2022年9月までの累計の運用成績では累計利益が約178万円程度まで減少してしまいました。
当面の間、株式相場全体は厳しい環境が続いていきそうで、簡単に巻き返せるような状況ではないのかもしれませんが、しぶとく損失をおさえつつ、何とか利益にもっていきたいと意気込んでおります。
みなさんも、どうか私を応援してくださいね!!!
以上、公認会計士KYでした!!
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!