NISA実戦レポート

9年目終了!NISA口座の全資産公開と運用成績【2022年12月】

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ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。

私はNISA(少額投資非課税制度)がスタートした2014年からNISA口座での投資を始めていて、2022年が終わり、約9年間もNISA口座での投資を続けていることになります。
今回の記事では、そんな私の2022年12月時点のNISA口座での全資産や運用成績、直近の取引等の履歴などを公開させてもらいますよ。

2022年12月時点でのNISA口座の全資産

相変わらずマニアックすぎる資産内容

私の2022年12月末時点のNISA口座における全資産は次のようになっています。

2022年12月末時点のNISA口座の資産内容

我ながら相変わらずマニアックすぎる資産内容ですね。
これをみて「何をやっているのか、さっぱりわからないなぁ」と思われた投資初心者の方、大丈夫ですよ。
やっていることがマニアックすぎて、そう思われるのが正常ですし、たとえ投資経験が豊富な上級者でも「みたことがない個別銘柄しかない」と思われる方がほとんどのような気がしますので。
ここではザックリと投資した金融商品が2022年12月時点で次のようになっていることがつかめれば十分です。

  • トータル…320万円
  • 日本株…180万円
  • 投資信託…77万円
  • ETF/ETN…64万円

念のためフォローをしておきますと、私のようにマニアックなことをしなければ投資でもうけることはできないってわけではないと思っていますので、安心してくださいね。
私なりにNISAという非課税制度を最大限活用しようと考えて行動した結果、こんな感じになっちゃったんですよね。

今回の記事では深掘りしませんが、私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事がありますので、大枠についてはそちらで確認することができます。

また、「投資信託」はいいとして、「ETF」「ETN」については何それって方も多いかもしれませんので、ちょっと用語解説をしておきますね。
少しややこしいかもしれませんが、次のような感じです。

一覧表の見方についての説明

念のため、一覧表の見方についても説明しておきますね。
水色と白のパートは2022年12月末時点の資産の状態をあらわしていて、緑と黄色のパートが前年末、今回でいうと2021年12月末時点からの変動をあらわしています。
水色と白のパートの最も右側の「時点価額」が2022年12月末時点の時価による金額で、「取得費/当初価額」というのが基本的には金融商品を買付けたときの金額になります(例外あり)。そして、これらの差額が「評価損益」になります。
なお、例外とは、NISAでは「ロールオーバー」といって、非課税期間が終了するときに新しい年の非課税枠を利用することで非課税を継続することが選択可能なのですが、その際に「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるケースなどのことです。
緑と黄色のパートですが、「株/口数」に注目すると、完全ではないのですが、売買などによって変動していることがわかります。買付けのみ、売却のみならわかりやすいのですが、両方ある場合は差引の数字(ゼロもありうる)になるなど、これだけでは判断できないこともあります。

2022年12月時点のNISA口座での運用成績

2022年12月までの累計の運用成績

NISAがスタートした2014年から2022年12月までのNISA口座での運用成績は次のようになっています。

ザックリというと、金融商品を566万円分買付けて、売却や配当などで422万円ほど回収したところ、実質的な手出しが144万円程度になっています。
そして、2022年12月末時点で保有している金融商品の時価の総額が320万円ですので、だいたい176万円程度もうかっていることになります。

2022年1月から12月までの運用成績

2022年の1月から12月までの運用成績は次のようになっています。

金融商品を買付けたのが71万円なのに対して、回収が71万円ですので、この期間では回収した金額とほとんど同じ金額を投資したことになります。
ただ、2022年12月末時点で保有している金融商品の時価の総額が2021年末時点から25万円減少していて、2022年1月から12月まででは26万円ほど損したことになりました。

2022年2月にロシアによるウクライナへの侵攻が始まり、その後も物価高に対応するためのFRBによる急速な金融政策引き締めが続いたことで、米国を中心に世界的に株式相場全体が低迷してきましたので、損失となってしまったのはある程度は仕方のないことかもしれませんね。
なお、日本を代表する株価指数である日経平均株価は3月9日に2021年末からみて約14%ほど安い24,681.74円まで下落し、12月末では2021年末比約9%安の26,094.50円となっています。

2022年10月から12月までのNISA口座での取引等の履歴

2022年10月から12月までの間にNISA口座でどのような取引をしていたのかについて次の表にまとめてみました。

2022年10月から12月までのNISA口座での取引等の一覧表

投資信託の毎月「積立投資」を増額

まず、2本の投資信託について、毎月「積立投資」の金額を増額しました。

三井住友DSベトナム(正式名称は「ベトナム株式ファンド」)はベトナム株式を投資対象とする投資信託で、2022年1月から「積立投資」を始めました。
その頃は、基準価額が2020年から2021年にかけて大幅に上昇してきていた時期だったため、積立金額5,000円と抑え気味にしたのですが、基準価額が下落してくれば積立金額を増額しようと考えていました。
今回、基準価額がそれなりに下落してきましたので、毎月の積立金額を倍の1万円まで増額したところです。
なお、三井住友DSベトナムに関しては、基準価額がさらに大幅に下落する可能性があると想定していて、その場合は、積立金額のさらなる増額を考えています。

JPMワ・CB(正式名称は「JPMワールド・CB・オープン」)は2015年2月から「積立投資」を継続していて、当初は毎月2万円ほど積立てていたのですが、2020年の3月から積立金額を5,000円に減額していました。
今回、この投資信託にしては基準価額がかなり大きく下落していましたので、三井住友DSベトナムとあわせて、毎月の積立金額を倍の1万円まで増額しました。
なお、JPMワ・CBに関しては、今のところ、今後の買付金額の増額は考えていません。

新しく株式銘柄を1銘柄買付け

この他、新しく株式銘柄を1銘柄買付けています。
新しく株式を買付けたのはマクロミル(3978)で、オンライン調査に強いマーケティング調査の会社です。

今後の趨勢として、オンラインを中心としたマーケティング調査の活用が拡大していくと想定され、また、新型コロナウィルス感染症に対する規制緩和後の経済活動が再開されていく局面でも、(オンライン調査以外のものも含めた)マーケティング調査全般への需要が順調に回復していくものと考えたことから、投資してみることにしました。

ただし、投資後の11月10日の第1四半期決算発表は増収減益で、オンラインを中心としたマーケティング調査への力強い需要は確認できたのですが、その需要に対応するための人件費増から減益になってしまっていることが、少し心配なところです。
NISAでの買付けですので、じっくりと値上がりを待つつもりですが、今後も、決算発表には注目していきたいと考えています。

NISAでの目標達成への道

最後に、現在の私のNISAでの目標と、その進捗状況について示しておきたいと思います。

現在の私のNISAでの目標は、手数料差引後の累計利益で300万円を突破することです。

しかし、2022年の1年間での運用成績は約26万円の損失で、2022年12月までの累計の運用成績では累計利益が約176万円程度まで減少してしまいました。

当面の間、株式相場全体は厳しい環境が続いていきそうで、目標を達成するのにかなりの時間がかかるどころか、しばらくは目標から遠のいていってしまうような気もしています。
ただ、逆に考えると、株式相場全体がより厳しい環境に陥ってしまうということは、いい買い場が到来するのかもしれないということでもありますので、2023年は将来の爆益を狙って日本株を中心に色々と買い進めていきたいを考えているところです。
そんな私を応援してもらえるとうれしいですね!!!

以上、公認会計士KYでした!!
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!