ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。
私はNISA(少額投資非課税制度)がスタートした2014年からNISA口座での投資を始めていますので、今年でNISAデビュー10周年になります。
私がNISAで投資を始めた頃、16,000円程度だった日経平均株価が2023年6月末で33,000円強と倍の水準となっていますので、浮き沈みはあるはずですが、かなりもうけやすい10年だったように思います。
今回の記事では、私の2023年6月時点のNISA口座での全資産や運用成績、直近の取引等の履歴などを公開させてもらいますね。
2023年6月時点でのNISA口座の全資産
相変わらずマニアックすぎる資産内容
私の2023年6月末時点のNISA口座における全資産は次のようになっています。
我ながら相変わらずマニアックすぎる資産内容ですね。
これをみて「何をやっているのか、さっぱりわからないなぁ」と思われた投資初心者の方、大丈夫ですよ。
やっていることがマニアックすぎて、そう思われるのが正常ですし、たとえ投資経験が豊富な上級者でも「みたことがない個別銘柄ばっかり」と思われる方がほとんどのような気がしますので。
ここではザックリと投資した金融商品が2023年6月時点で次のようになっていることがつかめれば十分です。
- トータル…394万円
- 日本株…245万円
- 投資信託…78万円
- ETF/ETN…71万円
念のためフォローをしておきますと、私のようにマニアックなことをしなければ投資でもうけることはできないってわけではないと思っていますので、安心してくださいね。
私なりにNISAという非課税制度を最大限活用しようと考えて行動した結果、こんな感じになっちゃったんですよね。
今回の記事では深掘りしませんが、私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事がありますので、大枠についてはそちらで確認してもらえればと思います。
また、「投資信託」はいいとして、「ETF」「ETN」については何それって方も多いかもしれませんので、ちょっと用語解説をしておきますね。
少しややこしいかもしれませんが、次のような感じです。
- 「投資信託」:投資家から集めた資金(=投資家が購入した資金)で運用会社が運用してその成果を還元する金融商品。
- 「ETF」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる投資信託。
- 「ETN」:証券取引所に上場され、株式のように売買ができる債券で、発行する金融機関がその信用力をもとに価格が特定の指標に連動することを保証するもの。
一覧表の見方についての説明
念のため、一覧表の見方についても説明しておきますね。
水色と白のパートは2023年6月末時点の資産の状態をあらわしていて、緑と黄色のパートが前年末、今回でいうと2022年12月末時点からの変動をあらわしています。
水色と白のパートの最も右側の「時点価額」が2023年6月末時点の時価による金額で、「取得費/当初価額」というのが基本的には金融商品を買付けたときの金額になります(例外あり)。そして、これらの差額が「評価損益」になります。
なお、例外とは、(現行の一般)NISAでは「ロールオーバー」といって、非課税期間が終了したときに新しい年の非課税枠を利用することで非課税を継続することが選択可能だったのですが、その際に「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるケースなどのことを指しています。
緑と黄色のパートですが、「株/口数」に注目すると、完全ではないのですが、売買などによって変動していることがわかります。買付けのみ、売却のみならわかりやすいのですが、両方ある場合は差引の数字(ゼロもありうる)になるなど、これだけでは判断できないこともあります。
2023年6月時点のNISA口座での運用成績
2023年6月までの累計の運用成績
NISAがスタートした2014年から2023年6月までのNISA口座での運用成績は次のようになっています。
- 総投資額 6,004,077 円
- 総回収額(手数料差引後) 4,653,445 円
- 純投資額 1,350,632 円
- ポジション時価総額 3,943,407 円
- 累計利益(手数料差引後) 2,592,775 円
ザックリというと、金融商品を600万円分買付けて、売却や配当などで465万円ほど回収したところ、実質的な手出しが135万円程度になっています。
そして、2023年6月末時点で保有している金融商品の時価の総額が394万円ですので、だいたい259万円程度もうかっていることになります。
2023年1月から6月までの運用成績
2023年の1月から6月までの運用成績は次のようになっています。
- 総投資額 342,200 円
- 総回収額(手数料差引後) 431,987 円
- 純投資額 ▲89,787 円
- ポジション時価総額 741,902 円
- 累計利益(手数料差引後) 831,689 円
金融商品を買付けたのが34万円なのに対して、回収が43万円ですので、この期間では投資した金額よりも回収した金額の方が9万円ほど多かったことになります。
回収した金額が多かったのに2023年6月末時点で保有している金融商品の時価の総額が2022年末時点から74万円増加していて、2023年1月から6月までで83万円ほどもうかっています。
2023年4月に来日した著名投資家のウォーレン・バフェットが5大商社株の買い増しを表明したり、5月に発表された2023年1-3月期のGDPが事前予想を上回ったりしたことなどが好感され、欧州を中心とした外国人投資家の買いが継続したため、日本の株式相場全体は想定外の大幅上昇が続き、NISAでの私の保有株式の一部でも大きく株価を上昇させるものがありました。
なお、日本を代表する株価指数である日経平均株価は、5月に2,000円高、6月に2,300円高し、2023年6月末で2022年末と比べて約27%ほど高い33,189.04円と33年ぶりの水準となっています。
2023年4月から6月までのNISA口座での取引等の履歴
2023年4月から6月までの間にNISA口座でどのような取引をしていたのかについて次の表にまとめてみました。
2023年4月から6月までの間は、毎月継続している投資信託のJPMワ・CB(正式名称は「JPMワールド・CB・オープン」)と三井住友DSベトナム(正式名称は「ベトナム株式ファンド」)の「積立投資」以外の売買は何もしませんでしたね。
- 「積立投資」:「累積投資」や「ドル・コスト平均法」とも。同一の金融商品を一定期間ごとに一定額購入し続ける投資方法のこと。購入金額を固定することによって、金融商品の単価が安いときは多くの数量を購入するのに対して、高いときには少ない数量しか購入しないため、結果として平均購入単価が下がることが多くなる効果が見込めるとされる手法。
NISAでの目標達成への道
最後に、現在の私のNISAでの目標と、その進捗状況について示しておきたいと思います。
現在の私のNISAでの目標は、手数料差引後の累計利益で300万円を突破することです。
2023年は世界の中でも日本の株式相場全体がとくに好調だったこともあって、私のNISA口座のポジションも好パフォーマンスとなっており、目標達成までにあと40万円ちょっとというところまできています。
ただ、株式相場全体の好調さは一時的なものかもしれず、中国経済の不振などから海外きっかけで株価が大暴落するようなことが起こる可能性も否定できませんので、油断はできない難しい相場環境だと思っています。
本当にそうなってしまうと、もちろん私のNISA口座のポジションも大きく累計利益を失ってしまうことになるはずですが、逆に考えると、そのときが株式等のいい買い場なのかもしれませんので、将来の爆益を狙って日本株を中心に色々と買い進めるつもりではいます。
そんな感じなのですが、目標達成まで近づいてきた私を応援してもらえるとうれしいですね!!!
以上、公認会計士KYでした!!
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!