NISA実戦レポート

激動の展開?!NISA口座の全資産公開と運用成績【2025年6月】

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ごきげんよう!元証券ディーラーの公認会計士KYです。

今回の記事では、私の2025年6月時点のNISA口座での全資産や運用成績、直近の取引等の履歴などを公開させてもらいますね。
2025年4月から6月までの日本の株式相場全体は、ジェットコースターのような激動の展開でした。
前四半期末の3月31日が起点となったトランプ関税による暴落があって、日経平均株価は暴落前の3月28日終値37,120.33円から4月7日には30,792.74円の安値をつけましたが、4月9日に(一律に適用された税率10%にプラスされる)国・地域ごとに異なる上乗せ税率について90日間の猶予期間が設定されたことから落ち着きを取り戻し、また、日本株について外国人投資家の買いが継続したこともあって、6月30日には40,852.54円の年初来高値をつけるところまで回復しました。
このような激動の展開の中、私のNISA口座での全資産や運用成績はどのような感じだったのでしょうか?

2025年6月時点でのNISA口座の全資産

相変わらずマニアックすぎる資産内容

私の2025年6月末時点のNISA口座における全資産は次のようになっています。

2025年6月末時点のNISA口座の資産内容

我ながら相変わらずマニアックすぎる資産内容ですね。
これをみて「何をやっているのか、さっぱりわからないなぁ」と思われた投資初心者の方、大丈夫ですよ。
やっていることがマニアックすぎて、そう思われるのが正常ですし、たとえ投資経験が豊富な上級者でも「みたことがない個別銘柄ばっかり」と思われる方がほとんどのような気がしますので。
ここではザックリと投資した金融商品が2025年6月時点で次のようになっていることがつかめれば十分です。

  • トータル…574万円
  • 日本株…391万円
  • 投資信託…165万円
  • ETF/ETN…18万円

念のためフォローをしておきますと、私のようにマニアックなことをしなければ投資でもうけることはできないってわけではないと思っていますので、安心してくださいね。
私なりにNISAという非課税制度を最大限活用しようと考えて行動した結果、こんな感じになっちゃったんですよね。

今回の記事では深掘りしませんが、2014年から2023年にかけての10年間における私のNISA口座での投資の方向性についてまとめた記事がありますので、大枠についてはそちらで確認してもらえればと思います。

なお、まだ1年半なのですが、2024年からは、次の記事のように「新しいNISA」を活用する計画としていて、今のところ、大枠としてはその計画のとおりに行動していますね。

また、「投資信託」はいいとして、「ETF」「ETN」については何それって方も多いかもしれませんので、ちょっと用語解説をしておきますね。
少しややこしいかもしれませんが、次のような感じです。

一覧表の見方についての説明

念のため、一覧表の見方についても説明しておきますね。
水色と白のパートは2025年6月末時点の資産の状態をあらわしていて、緑と黄色のパートが前年末、今回でいうと2024年12月末時点からの変動をあらわしています。
水色と白のパートの最も右側の「時点価額」が2025年6月末時点の時価による金額で、「取得費/当初価額」というのが基本的には金融商品を買付けたときの金額になります(例外あり)。そして、これらの差額が「評価損益」になります。
なお、例外とは、(2023年までの一般)NISAでは「ロールオーバー」といって、非課税期間が終了したときに新しい年の非課税枠を利用することで非課税を継続することが選択可能だったのですが、その際に「取得費/当初価額」がそのときの時価の金額に置き換わるケースなどのことを指しています。
緑と黄色のパートですが、「株/口数」に注目すると、完全ではないのですが、売買などによって変動していることがわかります。買付けのみ、売却のみならわかりやすいのですが、両方ある場合は差引の数字(ゼロもありうる)になるなど、これだけでは判断できないこともあります。

2025年6月時点のNISA口座での運用成績

2025年6月までの累計の運用成績

NISAがスタートした2014年から2025年6月までのNISA口座での運用成績は次のようになっています。

ザックリというと、金融商品を944万円分買付けて、売却や配当などで660万円ほど回収したところ、実質的な手出しが283万円程度になっています。
そして、2025年6月末時点で保有している金融商品の時価の総額が574万円ですので、だいたい291万円程度もうかっていることになります。

2025年1月から6月までの運用成績

2025年の1月から6月までの運用成績は次のようになっています。

金融商品を買付けたのが154万円なのに対して、回収が90万円ですので、この期間では実質的に65万円ほど投資したことになります。
実質的な投資金額が65万円だったのに対して、2025年6月末時点で保有している金融商品の時価の総額が2024年末時点から84万円増加していて、2025年1月から6月まででは19万円ほどもうかっています。

2025年4月から6月までのNISA口座での取引等の履歴

2025年4月から6月までの間にNISA口座でどのような取引をしていたのかについて次の表にまとめてみました。

2025年4月から6月までのNISA口座での取引等の一覧表

つみたて投資枠で資産分散の効果を検証するための実証実験

まず、2024年から「新しいNISA」のつみたて投資枠で2本の投資信託の毎月「積立投資」を始めたのですが、これを継続しています。

これは、私が2024年から「新しいNISA」を次のように活用していこうと計画していたものを実行に移したものです。

楽天RVバラ均等(正式名称は「楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)」)、SBI雪だるま世界(正式名称は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」)が、新しく「積立投資」を始めた投資信託になるのですが、詳細についてまとめた記事がありますので、興味のある方はこちらをチェックしてみてくださいね。

トランプ関税で株価が暴落したタイミングで新しく株式銘柄を1銘柄買付け

また、トランプ関税による株価暴落によって日経平均株価が安値をつけた4月7日に、日本株式1銘柄を新しく買付けています。

ココルポート(9346)という会社で、就労移行・自立訓練等の障害福祉事業所を運営し、ドミナント展開している会社になります。

障害者雇用に関して、2024年4月に従来の2.3%から2.5%へ引き上げ実施済みの障害者の法定雇用率が、2026年7月から2.7%と段階的に引き上げられることが決まっており、そのような傾向は将来においても継続されると見込まれることから、このような会社の社会的な意義や必要性がこれからも増していくのではと思い、投資してみることとしました。

配当金や株主優待などの株主還元をゲット

この他、4月から6月までの期間に配当金で21,500円を、株主優待で2,000円相当をゲットしています。
私は配当金等の株主還元にはそれほど期待していなかったのですが、やっぱり色々ともらえるとうれしいものですね。

東証の市場再編や上場会社に対する「資本コストや株価を意識した経営の実現」に向けた要請などもあって、上場会社全体として株主還元に力を入れる会社が増えたことなどが貢献してくれたのだと思います。
実際に私の保有株でも、配当金を増やす会社が多くなっていますよ。

NISAでの目標達成への道

最後に、現在の私のNISAでの目標と、その進捗状況について示しておきたいと思います。

現在の私のNISAでの目標は、手数料差引後の累計利益で300万円を突破することです。

2025年4月から6月までの日本の株式相場全体は、ジェットコースターのような激動の展開で、トランプ関税による暴落によって、4月7日に日経平均株価が30,792.74円の安値をつけてからは、日本株について外国人投資家の買いが継続したこともあって、6月30日には40,852.54円の年初来高値をつけるところまで回復しています。

私のNISA口座のポジションについても、トランプ関税による暴落によって、大きく累計利益を減少させてしまう時期もありましたが、6月30日時点では、目標達成まであと9万円というところまでくることができました。
本当にあともう少しですので、この勢いで目標達成できるように、私を応援してもらえるとうれしいですね!!!

以上、公認会計士KYでした!!
みなさんが最高の相場に巡り合えますように!